【書評:何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが、税金で損しない方法を教えてください。】

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・副業したいけど、税金のことが全然わからないから、誰か教えて~。
・税金について、わかりやすい本ないかな~

そこでおすすめなのが、税理士の大河内薫さんの書かれた”何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが、税金で損しない方法を教えてください。”という本です。マンガ形式で非常に読みやすく、難しい税金を初心者でも分かりやすい説明が多く、おすすめの税金の勉強本ですよ。
この本を読めば、個人事業主となって、確定申告が自分でできるようにもなりますし、会社員の方でも給与明細に書かれている税金に意味が理解できるようになりますよ。

どんな内容がかかれていているのかメイントピックを4章ご紹介しますので、興味がありましたら買って読んで頂けると嬉しいです。私もこの本で税金の知識がとても深まりました。

目次は以下となっています。

プロローグ

1章 何が違うの?フリーランスと会社員
大河内先生のやさしい税金講座① 「フリーランスになる!と決めたら、まず何をすべき?」

2章 誰も教えてくれない税金の話
大河内先生のやさしい税金講座② 「所得税の最高税率を下げたのは、意外な彼の方?」

3章 リスクに備える!社会保険
大河内先生のやさしい税金講座③ 「扶養外れちゃうから、パート減らしてるんだ〜」の勘違い

4章 ぶっちゃけどうなの?経費と領収書
大河内先生のやさしい税金講座④ 「いつか来るかも?確定申告の答え合わせとは」
大河内先生のやさしい税金講座⑤ 「ぶっちゃけどこまで?経費あれこれもの申す!」

5章 いざ!確定申告
大河内先生のやさしい税金講座⑥ 「青色申告の会計ソフトって、どれを選べばいいの?」
大河内先生のやさしい税金講座⑦ 「まだまだあるよ!青色申告のすごいメリット」
大河内先生のやさしい税金講座⑧ 「確定申告の作成を、誰かに相談したいと思ったら」

6章 もっと知りたい!節税&お得なテクニック
大河内先生のやさしい税金講座⑨ 「消費税ってどうやって計算するの?」
大河内先生のやさしい税金講座⑩ 「法人化で得をする?いろんないろんな裏話」
大河内先生のやさしい税金講座⑪ 「医療費か薬代でも節税できるって本当?」

7章 実は得する?副業と確定申告
大河内先生のやさしい税金講座⑫ 「絶対に副業を会社にバレたくないなら、知っておきたいこと」
大河内先生のやさしい税金講座⑬ 「いまいちよくわからない仮想通貨の税金バナシ」

エピローグ
あとがき

大河内先生のやさしい税金講座① 「フリーランスになる!と決めたら、まず何をすべき?」

この章ではフリーランスと会社員の違いが分かりやすく説明がされております。
会社員の場合、自分で納税手続きをしないため、楽ですがその仕組みを理解できていない人は案外多い。
一方、フリーランスは税金の計算も納税も全部自分で行うので、税金の知識の習得はマストと言えるでしょう。

フリーランス会社員
売上(事業所得)収入給料(給与所得)
自分で確定申告税金の計算会社が年末調整
自分で納付納税会社が納付
自分で全額負担社会保険会社が半分負担
全部自分で!結論会社におまかせ
【フリーランスと会社員のちがい】

また、この章の後半では、フリーランスになると決めたら、何をしないといけないのかまとめられています。

◎フリーランスになると決めたら開業届を税務署に提出しよう。
経費のレシートや領収書を保管しよう。→確定申告時の証拠として保管しおく。
名刺を作ろう。→開業後、忙しくて作るのを忘れちゃうから。
専用のクレジットカードを作ろう。→会社員をやめている場合、クレジットカードが簡単につくれないから。

大河内先生のやさしい税金講座② 「所得税の最高税率を下げたのは、意外な彼の方?」

この章では、所得税ってなに?所得税ってどうやって決まるの?という疑問へのアンサーがわかりやすく書かれております。フリーランスは売上から経費や控除を引いた後の課税所得に対して、決まった税率をかけて所得税が決定する仕組みです。
そのため、経費はもれなく申告して、できるだけ課税所得の額をへらすことで節税ができるというのを覚えておきましょう。
自分がどれだけ所得税がかかっているか下表を参考にだいたいの金額を計算して確認してみましょう。

課税所得税率控除額
195万以下5%0円
195万円超330万円以下10%97,500円
330万円超695万円以下20%427,500円
695万円超900万円以下23%636,000円
900万円超1800万円以下33%1,536,000円
1800万円超4000万円以下40%2,796,000円
400万円超45%4,796,000円
〈所得税の速算表〉 

大河内先生のやさしい税金講座⑤ 「ぶっちゃけどこまで?経費あれこれもの申す!」

税金講座の⑤では、フリーランスの特典と言ってもいいのですが、経費の取り扱いについて書かれています。事業に関係しているならものなら経費として申告ができますが、勘定科目に悩むことも。そんな場合に役立つ事例を本文の中で教えてくれます。以下、例は一部抜粋となりますが、比較的なんでも経費として扱うことができることがわかります。フリーランスならとりあえず領収書かレシートは保管しておいて、定期的にどの経費にできるかどうかを確認していきましょう。

勘定科目メモ
1人で作業した時のカフェ代会議費ただし自宅を仕事場としている場合は、使用頻度が多いと指摘される可能性あり
紙の書籍と同じ扱いになる交際費談然たる仕事相手ならOK
有料メールマガジン、noteなど新聞図書費 紙の書籍と同じ扱いになる
「やよいの青色申告」などの会計ソフト消耗品費
WEBサイトの製作費など広告宣伝費
会費やオンラインサロンの支払いなど諸会費1人で作業した時のカフェ代
〈勘定科目一覧〉

大河内先生のやさしい税金講座⑥ 「青色申告の会計ソフトって、どれを選べばいいの?」

青色申告をすることで65万円の控除をすることができます。その制度について申告方法が書かれた章となります。申告するには日々の経費を帳簿に記録する必要があります。しろうとにはとても難しいので、そんな時は”やよいの青色申告”や、”マネーフォワードクラウド会計”などの会計ソフトを使って申告するのがおすすめ。AI機能が搭載され、帳簿記録を自動で行ってくれるので、とても便利ですよ。

まとめ

本記事では、フリーランスになる人には必ず必要な税金の知識がぎゅ~っとつまった役にたつ本書を紹介させて頂きました。
まんがで読みやすく、短期間でさくっと読むことができますよ。何度も読み返すことで、税金の知識が身に付きます。本書がいいなと思った方はぜひ読んでみてください。


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この記事を書いた人

2児のパパの会社員で個人投資家のつばさです。
毎月20万ほどインデックス投資信託の積立投資を続けています。
生活をちょこっとよくするための情報を発信しています。

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