🌱 この記事で分かること
- 個人投資家ヘムさんがどんな人か
- 手法の2本柱「小型割安株」と「増配狙い」の考え方
- 銘柄選びでチェックする数字(PER・PBR・ROEなど)の見方
- 初心者が真似するときの進め方と注意点
ヘムさんってどんな人?
| 投資歴 | 27年 |
|---|---|
| 運用資産 | 約4億円(著書発売時点では3.7億円) |
| 年間の受取配当金 | 1,075万円 |
| 保有銘柄数 | 約360銘柄に分散投資 |
| 成績 | 運用する6つのポートフォリオすべてがTOPIXを上回る。過去8年ではTOPIXを累積で約80%上回る |
| 発信 | X(旧Twitter)で投資手法や保有銘柄の分析を発信(フォロワー約4万人) |
| 著書 | 『「増配」株投資 年1,075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える!』(KADOKAWA) |
もともとは銀行で勧められたテーマ型の投資信託を買って失敗したところからスタートし、「本来の価値より安く売られている株を買う」バリュー投資に出会って手法を確立しました。
手法の全体像:2本柱
| 柱 | やること | 狙い |
|---|---|---|
| 小型割安株投資 | まだ注目されていない小さな会社の中から、本来の価値より株価が安い銘柄を買う | 安く買うことで、値下がりしたときのダメージを小さくする |
| 増配狙い投資 | 配当を増やしてくれそうな会社に注目して買う | 業績の伸びと配当の成長を、長く持ちながら取り込む |
なぜ「増配」が大事なの?
株価が上がるには「きっかけ(カタリスト)」が必要だと言われます。きっかけにはいろいろな種類がありますが、ヘムさんが最も重視するのが「増配」です。
| きっかけ(カタリスト)の例 | 特徴 |
|---|---|
| 増配の発表 | 業績の裏付けがあり、予想しやすい。ヘムさんが最重視 |
| 自己株買い | 株価を押し上げる効果がある |
| 新商品・サービスのヒット | 当たれば大きいが、事前の予想が難しい |
| テーマ化・人気化 | 運の要素が大きく、長続きしないことも |
増配は、決算の数字から「そろそろ増配しそうだ」と予想しやすく、発表されれば株価の上昇にもつながりやすいのが強みです。さらに今の日本市場では、東京証券取引所の改革をきっかけに、増配に積極的な会社が増えているため、この視点は今の環境にも合っています。
銘柄選びのチェックポイント
ヘムさんの考え方をもとにした銘柄選びの目安として、次のような条件が紹介されています(第三者の解説記事で「ヘム式」としてまとめられている目安です)。
| チェック項目 | 目安 | 初心者向けの意味 |
|---|---|---|
| PER | 13倍以下 | 株価が利益に対して高すぎないか。小さいほど割安 |
| PBR | 1.2倍以下 | 株価が会社の資産に対して安いか |
| ROE | 5%以上 | 会社がお金を効率よく使って利益を出せているか |
| 配当利回り | 2.7%以上 | 株価に対して、年間でもらえる配当の割合 |
| 配当性向 | 45%以下 | 利益のうち配当に回す割合。配当を続けられる余力があるか |
大事なのは、1つの数字だけで判断しないこと。「割安であること」「配当が続く・増える見込みがあること」「会社の安全性」の3つを合わせて見るのがヘムさんのやり方です。
リスク管理の考え方
| 工夫 | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| 大幅な分散 | 約360銘柄に分けて投資 | 1社がダメになっても全体への影響は小さい |
| 安く買う | 割安な銘柄だけを買う | 暴落しても下がり幅が小さくなりやすい(過去の暴落局面では市場平均の7〜8割程度の下落) |
| 退場しない | 「99勝1敗でも、その1敗で全てを失ったら終わり」という考え方 | 安全性を最優先し、市場に残り続ける |
ヘムさんは自分の手法を「期待値が1より大きいサイコロを、数多く振る」ことに例えています。一発の大きな当たりを狙うのではなく、少し有利な勝負を何度も繰り返して、運に頼らず着実に積み上げるイメージです。
初心者が取り入れるなら
いきなり360銘柄を持つ必要はありません。まずは次のステップからで十分です。
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | チェックポイントに当てはまる銘柄を、数社だけピックアップしてみる |
| 2 | 過去に減配していないか、増配の実績があるかを確認する |
| 3 | 買ったらすぐに売買せず、配当をもらいながら長く持つ |
目標の置き方も参考になります。ヘムさんの手法は「2〜3年で資産2倍」のような急成長を狙うものではなく、「7〜8年かけて、より安全に、より確実に資産2倍」を目指すものです。
この手法が向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| コツコツ長く続けられる人 | 短期間で大きく儲けたい人 |
| 暴落でも慌てて売りたくない人 | 値動きの大きい銘柄で勝負したい人 |
| 配当金という収入を育てたい人 | 毎日の株価チェックが苦にならない短期売買派の人 |
注意点
- 個別株投資には元本割れのリスクがあります。余裕資金で、分散を効かせることが前提です
- 増配は将来保証されるものではありません。業績が悪化すれば減配もあり得ます
- 短期間で大きく儲けたい人には向かない、コツコツ型の手法です
まとめ
ヘムさんの手法を一言で言うと、「割安な増配株を、たくさん分散して、長く持つ」。派手さはありませんが、安全域と再現性を重視する考え方は、投資を始めたばかりの人ほど先に知っておきたい土台だと思います。
もっと詳しく知りたい方は、ヘムさんの著書『「増配」株投資 年1,075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える!』(KADOKAWA)が体系的にまとまっていておすすめです。
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※本記事は情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
※ヘムさんの手法の詳細は、ご本人の著書や発信をご確認ください。
出典:
・ログミーFinance「株式投資ラジオ」ヘム氏インタビュー(2025年2月)
・ヘム『「増配」株投資 年1,075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える!』(KADOKAWA、2025年1月)
・E START マガジン「安全に3億円へ!個人投資家ならではのヘムさんの戦略」

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